セイコー化工機株式会社
2026年度 新卒採用

トップインタビュー

TOP INTERVIEW

創業から70年目を迎えるセイコー化工機。
その新たな舵取り役として、今春、歴代最年少の53歳で社長に就任した長崎裕之氏。
自らの経験から得た学び、これからのビジョン、そして若い世代へのメッセージについて、率直に語っていただきました。

大切にしたい3つの姿勢

これからの会社づくりで大切にしたいことは?

長崎社長(以下長崎):

「目標を高く持つこと」「人とのつながりを大切にすること」そして「互いをリスペクトすること」。社長就任時、社員にこの3つを会社運営の軸にしていきたいと伝えました。

会社も個人も、目標を高く。そして何より、30年以上この会社にいて実感したのは、人とのつながりの大切さです。お互いを尊敬、尊重し合うことで、より良い関係づくりができると確信しています。

異分野からのチャレンジと成長

~ 異分野でも活躍できる、その理由 ~

長崎社長のキャリアのスタートを教えてください。

長崎:

工業高校を卒業後、東洋大学工学部に進学したものの3年で中退。その後、ご縁があってセイコー化工機へ入社しました。「とりあえずの就職」でしたが、会社は化学・機械系。専門知識も経験もない中で、環境装置部門の設計課に配属され、工事現場で学び続ける日々が始まりました。

働く中で、“ここで意識が変わった”と感じた転機はありましたか?

長崎:

転機は25歳のとき。新婚直後に茨城県の現場へ長期赴任。単身、誰にも頼れない環境で苦しみ、「もう辞めよう」と思ったこともありました。でも、現場で苦楽を共にしたお客様や協力会社・代理店の人たちの声で、踏みとどまることができた。——人とのつながりに支えられた経験でした。

2度目の転機は33歳。設計から管理部門へ異動し、初めて“数字”と向き合うことになりました。製品づくりには、設計だけでなく実行予算や製品原価、利益の仕組みを知ることが不可欠だと実感しました。設計部と改善を積み重ねて、赤字部門を黒字に転換できたことが大きな自信になりました。部署を超えた経験が、自分を育ててくれたと思っています。

伸びていける場を、ちゃんとつくる

~ 現場経験・OJTの限界を越え、成長を加速させる仕組みへ ~

人材育成について、どのようにお考えですか?

長崎:

私は多くの現場経験や現場OJTで育ちましたが、それでは時間がかかります。いまの若い人には、もっと計画的に力を伸ばしてほしい。前社長から受け継いだ教育訓練制度(外部セミナーやジョブローテーション、海外研修など)やスキル管理をさらに進化させ、異なる部署での学びを促進していきたいです。

専門性を深める人も、横断的に動く人も、どちらも大事。可能性を引き出す環境づくりが、これからの私の役割だと思っています。

オフはゴルフ練習やラウンドで気分転換。
スポーツはサッカー、「昔から浦和レッズ一筋です。」

変わる環境と、変えていく現場

生成AIやデジタル化が進むなか、どんな未来を見ていますか?

長崎:

当社の主力製品は、半導体製造工程に関連する工場向けの装置ですので、テクノロジーの進化とは切っても切れない関係にあります。AIチップなどの技術が進めば、当社の製品にも大きな需要が期待できると考えています。

また、生産や管理の現場もシステムやデジタルの力で大きく変わる時期。次の中期計画「V75」では、社内業務のシステム化、工場生産工程のDX化を構築し、業務・製造の見える化を視野に進めていきます。

変化の多い今だからこそ、挑戦できることがたくさんあります。このタイミングに一緒に加わってもらえたら嬉しいですね。

新しい一歩を考えている方へ

最後に、就活中の皆さんへメッセージをお願いします。

長崎:

肩の力を抜いて、まずは会いに来てください。
私たちは、技術だけでなく「人とのつながり」を何よりも大切にしています。
前向きにチャレンジする気持ちを歓迎する――それが、私たちの変わらないスタンスです。専門や経験にとらわれず、挑戦の場を与えられる会社です。
社内は、上司も部下もフランクに話せる風通しの良い雰囲気です。実際に会社に足を運んで、そうした空気感もぜひ感じてみてください。

セイコー化工機は創業以来70年間、「耐食技術」の追求と、「お客様の困りごとの解決」に一貫して取り組んできました。
ニッチな分野ではありますが、長年培ってきた独自技術を強みに、グローバル市場で存在感を示せる企業を目指しています。
あなたの一歩が、きっと私たちの未来も動かします。そんな出会いを、楽しみにしています。

(2024年4月のインタビューをもとに再構成しました)

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